パナソニックのスチームオーブンレンジ「ビストロ」シリーズから、2025年6月に新発売されるNE-BS9DとNE-BS8Dの違いをご紹介します。
どちらも庫内容量30Lの大容量に加え、最大300度の高火力とスチーム機能、豊富なワンボウルメニューなど様々な機能を備えた上位モデルです。
NE-BS9DとNE-BS8Dの主な違いは13個!
- センサーの違い
- 2品同時あたための可否
- 加熱方式の違い
- 少量時短加熱の有・無
- おまかせ熱風フライの有・無
- スチーム機能の違い
- 取説掲載レシピ数の違い
- ワンボウルメニューの違い
- トーストを焼く時間の違い
- 自動お手入れの違い
- 奥行サイズと重量の違い
- 価格の違い
- 外観の違い
基本機能は大体同じなのですが、NE-BS9Dの方が価格が高い分、NE-BS8Dよりさらに充実した内容となっています。
どっち良いかですが、
◆NE-BS9Dはこんな人におすすめ!
- 電子レンジやグリル、オーブン機能を使って日常的に様々な調理をする
- より高精度なセンサーや加熱性能にとことんこだわりたい
- 本格的なスチーム・オーブン機能を毎日活用したい方
◆NE-BS8Dはこんな人におすすめ!
- 機能は絞りつつも高性能なオーブンレンジが欲しい
- 使いやすさとコスパ重視で信頼あるメーカー製を選びたい
それぞれの違いや、共通する機能など、本文にて詳しくご紹介しますね。
NE-BS9DとNE-BS8Dの違いを比較!
パナソニック ビストロのスチームオーブンレンジ NE-BS9DとNE-BS8Dの違いを、わかりやすく比較表でご紹介します。
違う部分の比較表
NE-BS9DとNE-BS8Dを比較してみると、主な違いは13個でした!
NE-BS9Dの方がNE-BS8Dよりもさらに充実した内容となっています。
違いを比較表にまとめると、このような感じになります。
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
①センサー | 高精細・64眼スピードセンサー | スイングサーチ赤外線センサー |
②2品同時あたため | 可 | 不可 |
③加熱方式 | 大火力極め焼きヒーター | 大火力平面ヒーター |
④少量時短加熱の可否 | 可 | 不可 |
⑤おまかせ熱風フライ機能 | あり | なし |
⑥スチーム機能 | スピードスチーム機能/100℃・95~60℃(低温スチーム) | スチームあり |
⑦取説掲載レシピ数(自動メニュー数) | 155(137) | 153(130) |
⑧ワンボウルメニュー | パスタ・シチュー・中華・フレンチ・エスニック・煮物・病みつき野菜・スープ・凍ったままパスタ | パスタ・煮物・やみつき野菜・スープ・凍ったままワンボウル |
⑨トーストの時間 | 4分57秒 | 5分11秒 |
⑩自動お手入れ | 庫内/脱臭/洗浄水抜き(排水あり)/クエン酸洗浄 | 庫内/脱臭/本体水抜き/クエン酸洗浄 |
⑪外寸・重量 | 幅494mm×奥行435mm×高さ370mm 約19.5kg | 幅494mm×奥行445mm×高さ370mm 約19kg |
⑫価格 | 120,000円前後 | 88,000円前後 |
⑬外観デザイン | 液晶画面がドア横部 | 液晶画面はドア下部 |
詳しいそれぞれの違いを説明しますね。
①センサーの違い
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
センサー | 高精細・64眼スピードセンサー | スイングサーチ赤外線センサー |
◆NE-BS9Dの「高精細・64眼スピードセンサー」は、庫内64箇所の温度を瞬時に測定し、食品の種類や分量を見分けることで、より正確に加熱することができます。
瞬時に食品の温度・分量などを見分けて自動で温め・解凍することができますよ。

◆NE-BS8Dの「スイングサーチ赤外線センサー」は、赤外線センサーが庫内全体や食品全体をスキャンすることで、食品の表面温度を検知します。
精度は標準的で、一般的な温めや加熱には問題ない性能です。
②二品同時あたための可否
NE-BS9Dの高精細・64眼スピードセンサーと独自の3Dアンテナを組み合わせることで、冷凍ご飯と冷蔵のおかずといった、温度の異なる2品を同時にムラなくあたためることができます。
③加熱方式の違い
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
加熱方式 | 大火力極め焼きヒーター(平面) | 大火力平面ヒーター |
◆NE-BS9Dの「大火力極め焼きヒーター」は、発熱部のヒーター線の厚み、幅、W数の検討に加え、ヒーター線を高密度で巻くことで温度の立ち上がりが早く、高温を維持することができる構造になっています。

◆NE-BS8Dの「大火力平面ヒーター」は、従来型のヒーターをパワーアップしたもので、標準的なグリル調理に対応しています。
④少量時短加熱の可否
◆NE-BS9Dはグリル調理で1~2人分を調理する際は、ヒートグリル皿の中央を集中して効率よく加熱することで、調理時間を短縮することができます。
⑤おまかせ熱風フライ機能の有無
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
おまかせ熱風フライ | 可 | 不可 |
◆NE-BS9Dは大火力極め焼きヒーターにコンベクションオーブンとヒートグリル皿を組み合わせ、市販の冷凍フライをおいしく揚げる「おまかせ熱風フライ」機能があります。

市販の冷凍フライ(手作りもOK)に油をつけてグリル皿にのせれば、サクサクの揚げ物ができる便利機能ですよ♪

⑥スチーム機能の違い
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
スピードスチーム機能 | あり | なし (基本のスチーム機能はあり) |
◆NE-BS9D搭載の「スピードスチーム機能」は、
- 立ち上がりが早く、調理開始直後から高温スチーム(約100℃)を噴射。
- 庫内に短時間でスチームを充満させることで、食材の水分を保ちつつ、加熱ムラを防止。
- パナソニック独自の制御により、スチーム量を調整しながらの自動調理が可能。
というものです。
◆NE-BS8Dにも基本的なスチーム機能は搭載されていますが、スチームの立ち上がり速度や調整機能は限定的となっています。
⑦取説掲載レシピ数の違い
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
取説掲載レシピ数 (自動メニュー数) | 155 (137) | 153 (130) |
⑧ワンボウルメニュー数の違い
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
ワンボウルメニュー | パスタ・シチュー・中華・フレンチ・エスニック・煮物・病みつき野菜・スープ・凍ったままパスタ | パスタ・煮物・やみつき野菜・スープ・凍ったままワンボウル |
NE-BS9DはNE-BS8Dよりもワンボウルメニューで作れるレシピが多くなっています。
シチュー・麻婆豆腐・牛肉ときのこのクリーム煮・鶏肉のバジル炒め(タイ風)などがそうです。
ワンボウルメニューは下ごしらえした材料を耐熱ガラスボウルに入れて、あとはビストロにおまかせのらくらくメニュー!
さらにNE-BS9Dは冷凍と常温が混ざった食材もワンボウルメニューで調理することができますよ♪
⑨トーストを焼く時間
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
時間 | 1枚約4分57秒 | 1枚約5分11秒 |
わずかな差でNE-BS9Dの方が早いですが、違いという程の差では無いですね。
⑩自動お手入れメニューの違い
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
自動お手入れ | 庫内/脱臭/洗浄水抜き(排水あり)/クエン酸洗浄 | 庫内/脱臭/本体水抜き/クエン酸洗浄 |
◆NE-BS9Dは給水経路を水でサッと洗い流しながら、 最後に水を抜く洗浄コースがあります。
◆洗浄水抜き以外のメニューは次の通りでNE-BS9D、NE-BS8D共通です。
- 庫内
スチームで庫内の汚れを浮かせて、落としやすくします。 - クエン酸洗浄
給水経路をクエン酸で洗浄します。 - 脱臭
庫内のニオイの原因(汚れなど)を高温で分解し、脱臭します。
⑪外寸・重量
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
奥行と重量の違い | 幅494mm×奥行435mm×高さ370mm 約19.5kg | 幅494mm×奥行445mm×高さ370mm 約19kg |
◆NE-BS9Dの方がわずかに(1cm)奥行きが小さくなっています。
◆NE-BS8Dの方が0.5kg重量が軽いです。
⑫価格の違い
NE-BS9Dの方がNE-BS8Dよりも3万円程度高くなっています。
NE-BS9D | NE-BS8D | |
---|---|---|
価格 | 118,800円~121,000円 | 87,120円~88,733円 |
⑬デザインの違い
NE-BS9DとNE-BS8Dは外観デザインが違います。
NE-BS9Dは液晶画面が扉の右側(ダイヤルボタンの上)、NE-BS8Dは扉の下側(ダイヤルボタンの左)です。
NE-BS9DのNE-BS8Dの共通点は?
ここでは、NE-BS9DとNE-BS8Dの共通している良い所をご紹介します。
- こんがりジューシー絶品な【グリル】
- ふだん使いも、特別な日もおまかせな【オーブン】
- 基本のスチーム機能
- 凍ったままワンボウル
- 自動ですばやい温め【電子レンジ】
- コンパクト設計
- お手入れらくらく
それぞれご紹介しますね。
①こんがりジューシー絶品な【グリル機能】

高火力の両面グリル調理は、予熱なしで絶妙な火加減です。
それに加え、ポイントは特許取得のヒートグリル皿!
マイクロ波を吸収し、最高230℃まで発熱するヒートグリル皿はフライパンのように熱を直接食材に伝えるので、ひっくり返さなくても両面しっかり焼くことができますよ。

②ふだん使いも、特別な日もおまかせの【オーブン機能】
NE-BS9DとNE-BS8Dのオーブン機能はパンもお菓子もこだわりの設計で、おいしさを実現してくれますよ。
◆フラットヒート設計で天井と食材の距離が均等

熱風を庫内全体にしっかり循環させるので、上下段の食材に均一に熱があたり、包み込むようにムラを抑えて焼き上げます。
しっかりと熱風を循環させるため、庫内に風を出す穴や角皿の形状まで工夫しています。
◆「スチームプラス」でケーキをしっとり仕上げる

手動のオーブン調理中にお好みでスチームを入れることができます。
スチームは生地の表面が早く固まるのを防ぎながら、食材にしっかりと熱を伝え、内部からの膨らむ力をサポートします。
これにより、生地の火のとおりや、ケーキのふくらみを良くしてくれますよ。
◆さまざまなメニューに適した幅広い温度帯

低温70℃~高火力300℃のオーブンで、じっくり加熱する低温メニューから、高火力で一気に焼き上げるメニューまで対応しています。
日常はもちろん、特別な1日を彩る料理にも活躍しますよ。
③基本のスチーム機能
NE-BS9DとNE-BS8Dともに、ゆで卵も、温泉卵も、ヒートグリル皿にのせるだけ!
殻のついたままの卵をヒートグリル皿にのせたら、あとは自動メニューにおまかせ。難しい卵料理の火加減も自動で行います。

④凍ったままワンボウル
冷凍食材を解凍せずにそのまま調理できる便利な自動メニューです。
耐熱ガラス製ボウルに冷凍食材と市販の調味料を入れ、ボタンを押すだけで、手軽においしい一品が完成しますよ。

⑤【電子レンジ】自動ですばやい温め

ごはんや調理済のおかずを、自動ですばやくあたためます。
◆お急ぎあたため「スピード機能」
手動あたため(500W/600W)をスタート ➡ スピードボタンを押すと、高出力(最大出力1000W)に切り換え、あたため時間を最大約38%短縮します。

◆フライあたため
上はヒーター、下はヒートグリル皿で加熱してサクサクに。
中はレンジでしっかりあたためるので、冷めた揚げ物も、簡単においしく復活できますよ。
◆芯までほぐせる解凍

①まず、立ち上がりの速いヒーターで表面の霜をとかし、加熱ムラを抑えながら解凍。
⇩
②さらに「サイクロンウェーブ加熱」でマイクロ波をらせん状に放射し、食品の中心部分からおだやかに解凍し、解凍ムラを抑えます。
⑥コンパクト設計
NE-BS9D、NE-BS8Dどちらも業界トップクラスのコンパクトな設置スペースとなっています。
後ろも左右もぴったりでOKなので、あまり余裕のない設置場所にも置きやすいですよ。
⑦お手入れらくらく
NE-BS9D、NE-BS8Dどちらもお手入れらくらくです。
- 汚れを落としやすくふきんで拭き取れる庫内天井
- フッ素コーティングで汚れが付きにくい壁面
- 油汚れが落ちやすいヒートグリル皿(食洗機OK)

NE-BS9Dはこんな人におすすめ!
◆NE-BS9Dがおすすめな人は、
- 電子レンジはより高精度な方が良い
- 電子レンジで冷凍・冷蔵を同時に温めたい
- グリル料理は短時間で食材の表面をパリッとさせたい
少量の食材も効率的に調理したい - 市販の冷凍フライに油をつけてグリルに並べるだけのお手軽揚げ物調理をしたい
- 油をほとんど使わずにヘルシーな揚げ物を作りたい
一度にたくさん家族分の揚げ物を用意したい - 自動メニューは多い方が良い
- お手入れが機能が充実している方が良い
- オーブンレンジを良く使う
NE-BS9Dは、電子レンジやグリル、オーブン機能を使って様々な料理、お菓子、パンなど、日常的によく作る方にぴったりの高性能モデルです。
価格は高くてもより高性能なオーブンレンジが良い方におすすめです。
NE-BS8Dはこんな人におすすめ
◆NE-BS8Dがおすすめな人は
- 日常の「温め」「焼く」「蒸す」をしっかりこなしたい
- シンプルで使いやすいオーブンレンジが良い
- 価格は抑えつつ、機能は十分な高性能モデルを選びたい
- 冷凍食材を手軽に調理したい(凍ったままワンボウル対応)
- お手入れは最低限の手間で済ませたい(本体水抜き機能あり)
- 自動メニューやワンボウルレシピで手軽に調理したい
NE-BS8Dは、NE-BS9Dと比べて一部機能は簡略化されていますが、一般的なオーブンレンジとしては十分に高性能なモデル。
使いやすさとコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
NE-BS9DとNE-BS8Dの違い比較まとめ
NE-BS9DとNE-BS8Dの違いを比較しました。
NE-BS9DとNE-BS8Dの主な違いは13個で、
- センサーの違い
- 2品同時あたための可否
- 加熱方式の違い
- 少量時短加熱の有・無
- おまかせ熱風フライの有・無
- スチーム機能の違い
- 取説掲載レシピ数の違い
- ワンボウルメニューの違い
- トーストを焼く時間の違い
- 自動お手入れの違い
- 奥行サイズと重量の違い
- 価格の違い
- 外観の違い
NE-BS8Dは、NE-BS9Dと比べて機能が少しずつ簡略化されていますが、一般的なオーブンレンジとしては十分に高性能なモデルです。
◆機能は絞りつつも高性能なオーブンレンジが欲しい方、
◆使いやすさとコスパ重視で信頼あるメーカー製を選びたい方は、コスパの良いNE-BS8Dがおすすめです。
◆電子レンジやグリル、オーブン機能を使って日常的に様々な調理をする方、
◆センサー精度や加熱性能にとことんこだわりたい方、
◆本格的なスチーム・オーブン機能を毎日活用したい方は、より高性能なNE-BS9Dがおすすめです。